「いぶりがっこ」は伝統の味です
いぶりがっこをご存知ですか?
大根などをいぶしてから漬け込んだ、秋田のお漬物(=がっこ)のことです。
秋田の内陸部は、日照時間が少なく降雪の時期が早いため、秋に収穫された大根を漬物にしようとしても、天日で十分に干すことができませんでした。
そこで、水洗いした大根を、ひもで組んで屋内の梁(はり)に吊り下げ、囲炉裏の熱と煙を利用して干し上げてから、塩などを加えてぬかに漬け込み熟成させる、という方法で漬物が作られました。
煙でいぶすため、大根の表面は茶色くなりますが、保存性は高まります。
ナラや桜等の広葉樹を使うと、甘く香ばしい香りになるそうです。
スライスしてそのまま食べても十分美味しいですが、クリームチーズと一緒に食べると全く違う味わいになるそうです。
機会があったらぜひ試してみてください。
写真提供:(株)雄勝野きむらや
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