神の魚
ハタハタ
この時期、雷鳴がとどろき、海が大荒れになると、秋田県の男鹿半島には岸から目と鼻の先までハタハタの大群が産卵のために押し寄せてきます。
別名カミナリウオとも呼ばれ、漢字では魚へんに「神」や「雷」と書きます。
ハタハタは、口が大きくてウロコがないのが特徴で、水温が13度を下回る頃、浅瀬の海そうにゴルフボールくらいの卵のかたまりを産みつけます。
ふ化後、浅い砂浜域で成長しながら、徐々に深いところに移動し、最終的には水深200m以上のところで生活します。
ハタハタと言えば、塩漬けにして発酵させた魚醤「しょっつる」を使った、秋田の郷土料理しょっつる鍋が有名です。
そして、「ブリコ」と呼ばれる卵のかたまりも、知る人ぞ知る珍味です。
非常に噛みごたえがあり、濃厚なうま味が広がります。
機会があれば、是非ご賞味ください。
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