緑、黄、そして朱
今やすっかり日本の食卓に定着したキウイフルーツ。
ニュージーランドが原産と思われがちですが、実は違います。
20世紀初頭に中国を訪れたニュージーランドの旅行者が種を自国に持ち帰り、その後、品種改良によって現在のキウイフルーツとなりました。
その形が国鳥である「キウイ」に似ていることからその名が付いたそうです。
日本では1960年代に苗が輸入され、九州や四国を手始めに、今では、北は青森県から南は鹿児島県まで日本各地で広く栽培されています。
これからの時期、国産品の流通量が増えますが、日本はニュージーランドと季節が逆であることもあり、輸入品とうまく補いあって、ほぼ一年中食べることができます。
店頭では、果肉が緑色の品種と並んで、黄色い品種も多く目にするようになりました。
国内でも香川県の「さぬきゴールド」といった果肉が黄色い品種が育成されています。このほかに、果肉の中央に美しく朱がさした品種も登場しています。
ビタミンCなどの栄養素がぎゅっと詰まったキウイフルーツ。
目でも楽しみながら、味わいたいですね。
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