柑橘+魚=?
みかん鯛、かぼすヒラメ、すだちブリ…。こんな爽やかな名前の魚を聞いたことがありますか?
これらは、魚の生臭さを和らげ、傷みにくくするために、柑橘類などを飼料に混ぜて養殖された魚のことです。
もともとは、高知大学の研究チームが、傷みの早い養殖ブリの変色を、飼料の工夫で解決しようと、ポリフェノールやクエン酸などの抗酸化物質を含む「ゆず」をえさに交ぜたことが始まりだったそうです。
その結果、通常よりも傷みにくくなっただけでなく、柑橘類の皮に含まれるリモネンという物質が、魚の臭みを和らげ、さっぱりとした味わいになることが判明しました。
現在、西日本を中心に、いろいろな種類のフルーツフィッシュが生産されています。回転寿司で提供されることもあるようなので、もし見かけたら、一度味わってみてはいかがでしょうか。
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