餅ではないですけど・・・
今日のテーマは「麦とろの日」で紹介した「ヤマノイモ」ファミリーの一つ、自然薯です。
中国原産の「長芋」は身近な存在ですが、「自然薯」は日本原産ながら、なかなかお目にかかれないのではないでしょうか。
希少価値・値段ともに高い自然薯ですが、その特徴は粘りの強さ。長芋などに比べても強いその粘りは、すり下ろしたとろろが餅のように箸で持ち上げられるほど。ムチンという成分が粘りのもとで、粘るものほど豊富に含まれています。
薄皮に栄養分と風味があるので、一緒にすり下ろして茶色くなったとろろの方が自然薯らしいという声も。
一般には自然薯(じねんじょ)と言われますが、自然に生えることから自然生(じねんじょう)とも呼ばれ、滋養強壮にも効果があるとされたことから、「山うなぎ」とも呼ばれていたようです。
旬は今の時期から積雪前に収穫する「秋掘り」と3~4月頃の「春掘り」の年2回。
この秋、自然薯に出会えたら、強烈な粘りを是非お試しください。
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