【「新」こんにゃく】
新米がおいしい季節ですが、年中見かけるこんにゃくにも旬があることをご存知ですか?
原料となるこんにゃく芋の収穫が10月下旬に始まることから、11月から1月にかけて、各地で採れたての芋からこんにゃくが作られます。
このこんにゃくは、芋が本来持つ豊かな風味とみずみずしい食感を味わうことができ、ひと味もふた味も違うそうです。
こんにゃく芋は、じゃがいもと同様に種芋から殖やします。
農産物は一般的に1年で収穫されますが、こんにゃく芋は、こんにゃくの加工に適した大きさになるまでに3年程度かかります。
その間、春になると畑に植え付け、秋には掘り上げ、次の春まで貯蔵する、という作業を繰り返します。ただし、こんにゃく芋は低温に弱く腐りやすいため、風とおしがよく、最低気温が13度以下にならない場所に保管する必要があります。
また、こんにゃくはとてもデリケートな植物で、葉に傷がついただけでも芋が病気になるそうです。このため、安定した栽培方法が確立されたのは、意外にも昭和30年頃とのことです。
こんにゃくにはいろいろな食べ方がありますが、寒さが厳しくなるこの季節、温かいこんにゃく料理はいかがですか?
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