-農林水産省政策課食料安全保障室ー
【イワシは「ИBАCИ」(イワシ) 】
“Iwashi”( in Japanese) is “ИBАCИ”(in Russian)
ロシア極東では、このところ秋刀魚(サンマ)が不漁となる一方で鰯(イワシ)がとれるようになり、ウラジオストクでは、旧ソ連時代の調理・製造法でイワシの缶詰の復刻版の販売が8月下旬から開始されました。
1缶150ルーブル(約240円)で、重量580gのうち、魚本体は440g(写真①)。結構重いです。
缶詰の表に大きく書かれていた文字は「ИBАCИ」(イワシ)。なぜかと聞いたら、これは日本語の「イワシ」から来たとのこと。そういえば、日本語のイクラは、露語で魚の卵を意味する「Икра」(イクラ)から来たもの。
食の言葉もまた、両国を相互に行き来していることを実感しました。
開けてみると、つやつやの鰯が9尾も。ちゃんと頭や内臓、鱗が取り除かれています(写真②)。どうも生のようなので、大葉で挟んで米粉をつけて揚げてみました(写真③) 。
揚げたてをつまんでみたところ、何も味付けしていないのに塩辛い。どうも塩漬けの缶詰だったようです。後で聞いたら、缶の裏に調理せずそのまま食べられると、ロシア語で書いてあるとのこと。
◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」へ
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