月とすっぽん
十五夜。
実は、「すっぽんの日」でもあります。
静岡県浜名郡舞阪町(現:浜松市)が、養殖を始めてから100年になる2000年10月に、すっぽんをアピールするため、「月とすっぽん」のことわざから、十五夜の日に決めました。
日本で食べられ始めたのは江戸時代。
天然ものが、庶民でも買える価格で手に入れることができ、人気があったと言われています。
しかし、冬眠などの理由で食材として成長するまでに約5年もかかることから、徐々に数が減っていきました。
明治時代に、浜名湖で養殖が始まり、本来の自然環境のもとで育てる露地養殖の他、水温を上げ、冬眠しなくて済むように育てる加温養殖では、1年半~2年で出荷できるようになりました。
栄養価が高く、高級食材として有名なすっぽん。
現在、料理などに使われているのは、ほとんどが養殖されたものです。
ことわざでは、醜いものの例えとされていますが、見た目だけでは判断できない、すごいヤツなんです。
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