【文字からアートに】
「田んぼアート」が見頃を迎えています。日本各地で100を超える作品が作られるまでになりましたが、始まったのは23年ほど前からです。
今日はその歴史をご紹介。
1993年に青森県の田舎館村で始められた田んぼアート。
「町おこしの一つに!」と役場の職員が、田植え体験イベントを提案しましたが、ただ植えるだけではつまらないと3種の稲を使って地元の岩木山を描いたのが始まりです。当時は「稲文字」と呼ばれていました。
稲文字を始めて10年目に、テレビで紹介されたことをきっかけにボランティアが増え、また、測量を用いた遠近法を取り入れたり、使用する稲の種類(多いときは7色12種類も!)を増やしたりすることで、複雑な絵柄の表現が出来るようになりました。
この頃から田んぼアートと呼ばれるようになったようです。現在では人口8千人程の田舎館村に約30万人が訪れる一大イベントに。
昨年には埼玉県行田市がその大きさでギネス世界記録に認定されるなど、日本各地で作られています。
写真は、「全国田んぼアートサミットin南九州市」に参加された団体の2016年の作品と田舎館村で作られた稲文字と呼ばれていた頃の作品。10月に入ると、稲の刈り取りが行われるところが多いようです。稲刈り後は二度と見れない貴重なアートをご堪能ください。
「【真田丸より石田三成と真田昌幸:田舎館村むらおこし推進協議会】」
「【シン・ゴジラ (C)2016 TOHO CO.,LTD.:田舎館村むらおこし推進協議会】」
「【稲文字と呼ばれていた頃の作品(岩木山):田舎館村むらおこし推進協議会】」
「【田んぼ動物園~親子の絆:JAたいせつ田んぼアート実行委員会】」
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