東西の違い
きょうは土用の丑の日です。
土用の丑の日といえば、ウナギですね。
一般的に、ウナギの蒲焼きは、その調理法が「関東風」と「関西風」とに分けられます。
「関東風」では背開きにしたウナギを蒸してから焼き、「関西風」では腹開きにして蒸さずに焼き上げます。
ウナギは縄文時代の遺跡からもその骨が発掘されるなど、日本人が古くから食べてきた食材ですが、庶民の味として親しまれるようになったのは江戸時代。
武家中心の江戸では「切腹」を連想させる腹開きは好まれなかったため背開きが主流に、商人の町大阪では「腹を割って話せるように」とのことから腹開きが主流となったと考えられています。
さらに、関東ではほとんど見かけませんが、関西では頭をつけたままウナギを焼くので、焼いた後のウナギの頭を「半助」と呼んで、うどんや鍋の具材として使うそうです。
また、骨まで調理して食べてしまうというのもウナギの特徴ではないでしょうか。食材に感謝して、無駄なく使うというところも魅力的ですね。
担当は、半助にはお目にかかったことがありませんが、骨せんべいは大好きです。
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