暦の上では、の意味は?
まだ5月なのに35度以上の猛暑日が記録されましたね。
まだ5月と言いつつ、「立夏」を過ぎているので、実は暦の上ではもう夏です。この「暦の上では」という表現がよく使われますが、この暦って何のことかご存じですか?
ここでいう暦とは、旧暦のころから使われていた二十四節気(にじゅうしせっき)のことです。
これは太陽暦の1年を24等分したもので、2月上旬の「立春」から始まり、1月下旬の「大寒」で終わります。
二十四節気の中には、穀物を育てる雨が降る頃を意味する「穀雨」や、稲などの芒(のぎ)のある穀物の種を植える頃を意味する「芒種」など、農業にまつわる日もあります。
現代の感覚とは少し異なりますが、昔の暮らしの季節感が残る暦に風情を感じます。
ただし、真夏のような暑さはまだしばらく感じたくない担当でした。
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