杉田 修一さんからシェア
イネと人間の共生
僕の農作業に対する考えはあれがないこれがないからだめという考えはない。
工夫すればいいということだけだ。
それは、自然の仕組みが教えてくれるということだった。
沢の増水で水路が壊れて何度も補修してきた。
そのたびに水田に水がこなくなり、なんにもわからなかった頃はただ焦りまくった。
しかし、大事なのは、稲の生育をみて適切に協力してあげること。
大事なのは物理的な水の量より適切な生育時期にあった水の量。
天候との関係もある。
天からの恵みがあれば人工的な水はあんまり気にしなくてもよい。
人工的な水やりがなければイネ科の植物は育たなかったか。
水がなければイネ科の植物は育たないか。
そんなことはない。
植物のほうもないならないなりの工夫をするし、人間もそれが作物なら工夫する。
作物であるイネと人間は共生しているのだ。
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