未来の新素材
突然ですが「リグニン」ってご存知ですか?
木を構成する3つの主成分の1つで木が大きく生長しても倒れないように、木を固く頑丈にする役割があります。
この性質から、工業製品への活用が期待されていましたが、木から安定した性質を保ったまま抽出するのが難しく、「素晴らしいポテンシャルを持つのに使えない素材」と言われていました。
森林総合研究所では、そんなリグニンを安定的に抽出する技術を開発。
「使える」新材料として木から取り出したのが「改質リグニン」です。
熱に強く、加工が容易なので、石油系のプラスチックを代替する素材として、自動車の内外装、電子基板などへの活用が期待されています。
木が原料なので、廃棄の際に有害物質が発生せず、地球に優しいのも特徴。
来週の消費者の部屋では、そんな改質リグニンがテーマです。
製品の展示や、3Dプリンターを使った製造のデモンストレーションも。
森を元気にして、暮らしを豊かにする役立つ新素材。ぜひ、注目してみてください。
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