おせち料理のあしらいには
羽根つきと言えば、昔からあるお正月遊びの一つですが、この羽根つきの羽に似た形の実が、おせち料理に添えられているのをご覧になったことはありませんか?
あの実は「つくばね」といって、山林に自生し、根の一部が他の植物の根に寄生するビャクダン科の植物です。
初夏に花が咲き、秋になると、4枚の羽根がついた特徴的な実がなります。
実が落下する時は、プロペラのようにくるくる回るそうで、この実が羽根つき遊びの羽に似ているため、衝羽根・突羽根(つくばね)の名前が付けられたとのこと。
茶花や生け花のほか、塩漬けなどにして、あしらい(飾り)としても使われます。
おせち料理に華を添えるつくばねにも注目してみてはいかがでしょうか。
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