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アワビの名産地
アワビの生産量日本一を誇る岩手県では、主に11月から12月にかけて漁が行われます。
三陸の湾には、手付かずの自然が残る森から養分たっぷりの水が流れ込み、コンブやワカメの森を育て、それを食べて育つアワビを格別の味わいにします。
獲れたアワビのうち、干して輸出されるものは最高級の中華食材。
特に三陸町吉浜(よしはま)のものは、「吉浜(きっぴん)鮑」として中国や香港で高い評価を得ています。
このアワビの殻をつけて現れる神様が「吉浜のスネカ」。
11月末にユネスコの無形文化遺産に登録された「来訪神 仮面・仮装の神々」の一つです。
毎年1月15日の小正月に、五穀豊穣(ほうじょう)や豊漁を願いながら、各家庭を回ります。
今度のお正月には、アワビの殻の鳴る音がひときわ大きく聞こえるかもしれません。
写真提供:大船渡情報総合サイト おおふなこポータル(写真下)
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