来週の消費者の部屋は「農業遺産」特集
都心から程近く、ベッドタウンとしても有名な埼玉県武蔵野地域。
実は、長年受け継がれてきた伝統的な農林水産業が高く評価され「日本農業遺産」に認定された地域のひとつです。
火山灰で厚く覆われ、やせているうえに、表土が風で飛ばされやすく、以前は農業に適さない土地でした。
そこで人口が急増した江戸時代に、荒野に木を植えて林を造り、畑の土が飛ばされるのを防ぎつつ、落ち葉を堆肥として使うことで、長い年月をかけて、農産物を育てることができるようになりました。
今では、管理された平地林がオオタカの繁殖地となっているほか、シュンランやキンランなどの希少植物の生息地にもなっています。
農林水産省のWebサイトでは、このような認定地域の美しい風景や歴史的な背景を紹介しています。
また、12月10日からの「消費者の部屋」ではパネル展示も。
先人達の知恵や苦労に想いを馳せてみませんか?
コメント