潮風に揺られて
タコ漁が盛んな岡山県倉敷市の下津井(しもつい)漁港沖では、11月がタコ漁の最盛期。
ここで水揚げされるタコは「下津井ダコ」として有名です。
この地域で、晩秋から初冬に行われるのが「干しダコ」の作業。
内臓を取ったマダコに竹の棒を入れて、形を整えて1週間ほど干すことで、そのうま味が凝縮されるのです。
瀬戸大橋を背にして、足を広げて吊るされたマダコが、ゆらゆらと潮風に揺られる風景は、季節の風物詩となっています。
もともとは、漁師の保存食として余ったタコを干していたものが、今ではお土産物としても販売されている干しダコ。
足をあぶって、砂糖じょうゆやみりんで食べてもよし、タコ飯として食べてもよしと、見た目だけでなく味も楽しめます。
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