【海のパイナップルは鮮度が命!】
先日「初めて食べた人は偉大だ」と言われる食べ物としてウニをご紹介しましたが、今回ご紹介する「ホヤ」も、その1つではないでしょうか。
ホヤはこう見えても、立派な脊索動物です。幼生の頃はオタマジャクシのような姿で海中を泳いでいますが、成体になると海底の岩などにくっつき、一見するとまるで植物に間違われるかのような外観に変わります。
日本で主に食用として流通しているのはマボヤで、その約9割が岩手県及び宮城県の三陸沿岸で養殖されたものです。旬は6~7月で、まさに北東北の夏の味覚。しかし、その外観とともに、独特の風味から好き嫌いがはっきり分かれる食材です。
新鮮なホヤは、磯の香りとすっきりした甘味と苦味が混ざり合った旨味が味わえるそうですが、採って時間が経つとホヤ特有の不飽和アルコール成分が生成され、香りは臭みに、旨味は苦みに変わってしまうとか。全国的にあまり見かけないのは、鮮度で味が大きく変わってしまうからなのかもしれません。
実は、美味しいホヤと出会ったことがない担当C。もし新鮮なホヤを見かけたら、チャレンジしてみようと思っています。
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