「いい湯だな」ってのは、日本人の心の奥底を揺さぶります。
美人の湯などといわれる温泉は弱アルカリ性で、重炭酸イオンをたっぷりと含んでいます。
血液の中の重炭酸イオン(二酸化炭素が水に溶けてイオン化した状態)と酸素の割合は一定に保たれています。重炭酸イオンの量が増えると赤血球に含まれるヘ モグロビンが酸素を放出して重炭酸イオンをヘモグロビンが取り込み、肺で呼気として排出します。こうして、血液中の酸素と重炭酸イオンの割合は一定に保た れます。
温泉につかると皮膚から重炭酸イオンが侵入し、血液に取り込まれます。すると、身体は重炭酸イオンが増えたために、血液が酸素不足になったと判断して血液 を大量に流して、重炭酸イオンの回収を務めます。血管は広げられ、血液量も通常の3-4倍ぐらい多く流れます。このため。身体はホカホカ状態になってほて りが続き、冷え性の方でも足の先まで暖かくなるのです。
重炭酸イオン(もとは二酸化炭素)は温暖化の原因物質として嫌がられるていますが、人間の身体は、二酸化炭素でさえも利用することにより身体の安定をはかっているのです。
食前の桑茶と野菜は、二酸化炭素の発生を促し、全身に血液が大量に流れるようになります。
桑茶や野菜はやっぱり捨てがたいよい食べ物なんですね。
原三郎さんからのアドバイス
エネルギーから考えると米が重要でしょう。健康をテーマにするなら、野菜でしょう。生産者も消費者も野菜の重要性についてもう少し深めていただいて、連携を強める必要があるように思います。
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