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【澤光青果便り】№207
おはようございます
さて本日のおすすめ品は・・・
本日のおすすめ品
山形県産 『もって菊』
青森県産 『葉とらず太陽つがる』
もって菊
食用菊とよばれるものは観賞用の菊と同じ菊の仲間で、食用に苦味が少なく、かつ食べる部分の花びらが大きくなるように品種改良されたものの総称です。
いくつかの品種があり、主なものには刺身などのつまに添えられている小さな黄色い小菊や、山形県で「もってのほか」、新潟県では「カキノモト」と呼ばれている紫色の大輪種「延命楽(えんめいらく)」、黄色い「阿房宮(あぼうきゅう)」などがあります。
食用菊の中でも一際目に付く紫色の大輪種で、香りや味、食感共に最も高く評価されている品種です。
最大の産地山形県では「もってのほか」や「もって菊」という名前で呼ばれていますが、これは『「菊の御紋」そう、天皇家の御紋である菊を食べるのはもってのほか』や『もってのほか美味しい』という意味からだそうです。
食用菊を食べるとキュッとした独特の食感が味わえます。
これは花びらが筒状に丸まっている事がポイントとなっています。
一般的な平たい花びらの菊を食べても同じような食感にはなりません。
葉とらず太陽つがる
有袋りんごではなく、無袋りんごで、なおかつ葉を摘み取っていない自然体のりんごのことです。
その名のとおり、葉を取らないりんごを「葉とらずりんご」といいます。
葉が陽を浴びて呼吸をするから 果実が元気なんです
りんごの甘さは、葉で作られた養分(でんぷん)が、果実に蓄えられて糖になります。
葉は、美味しさを作るための工場のようなもので、重要な役割をしています。
葉が陽の光をたくさん浴びて空気中の炭酸ガスで呼吸をし、りんごに養分(ソルビトール)を送ってこそ甘みが増し美味しくなります。葉は、りんご作りに大切な役割を担っているのです。
葉をたくさん摘み取ると、その分光合成が充分に行われずりんごの栄養分を低下させることなり糖度が上がりません。
葉を摘み取る有袋栽培りんごや無袋栽培りんご と「葉とらずりんご」を比べると、葉とらず栽培のりんごが糖度が高いのは検証済みです。
葉とらず栽培のりんごは、表面に特徴があります。
表面にムラがあるんです。
りんごは太陽の光を浴びた部分が赤く色付くんですが、葉取らず栽培で育ったりんごは葉の陰になる部分があるため、陽が当たらない部分は赤くならないんです。
見ためは良くないですが、これが自然の恵みをふんだんに浴びて、美味しく育った印なんです。
葉とらずりんごは、糖度が高いだけでなく、りんごがジューシーでフレッシュなのも「葉とらずりんご」の特徴です。
ナイフを入れると、スイカを割ったように「パリッ」と、とてもいい音がします。
果肉からあふれるジュースもたっぷりで、美味しさの証です。
生産者の皆様本日も素晴らしい逸品ありがとうございます。
本日も宜しくお願い申し上げます。
最後までご覧頂き誠にありがとうございます。
澤光青果 宮下
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