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【澤光青果便り】№205
おはようございます
さて本日のおすすめ品は・・・
本日のおすすめ品
和歌山県産 『刀根柿』
神奈川県産 『コリンキー』
刀根柿
柿の中でも、ひときわ早く登場するのが「刀根柿」(とねがき)です。少し角張った平たい柿で「平核無柿」(ひらたねなしがき)にも似ています。
というもの、この刀根柿、平核無から偶然生まれた品種だからだそうです。
1959年、日本列島で猛威を振るった伊勢湾台風は紀伊半島に上陸します。奈良県で柿を育てていた、刀根淑民さんの柿畑の惨状も、それはひどいものだったそうです。
刀根さんは台風で折れた平核無柿の根元から顔を出した若木に接木してみました。
すると、数年後には、通常より半月ほど早く熟して、しかも甘味ものった実が付くようになったのです。
こうして「刀根柿」生まれたようです。
渋柿なので渋抜き後出荷されます
刀根早生柿は渋柿なので、炭酸ガスなどを使って柿渋を抜いて出荷されます。このような渋抜き処理をした柿を「合わせ柿」または「さわし柿」といいます。
甘みが強く、果汁も豊富で、果肉が硬くなくそれでいて柔らかすぎず程よい食感が味わえます。
コリンキー
「コリンキー」はサカタのタネが開発したかぼちゃで、生のまま皮ごと食べられるのが大きな特徴です。さっぱりとした風味でシャキシャキとした食感をしていて、サラダや浅漬けなどに適しています。
オーストラリアから導入した「B625」の選抜系統と「打木赤皮栗」の選抜系統の交雑により誕生し、2002年(平成14年)に品種登録されました。
皮は黄色または薄いオレンジ色をしていて、長さ17cm前後の紡錘形。
重さは500gくらいで、丸みがあって上部がタマネギのようにとがった形をしています。
一般的なかぼちゃは熟してから収穫しますが、コリンキーは未熟果(幼果)を利用する品種なので、水分が多くて果肉がやわらかいのがポイント。なお、熟したコリンキーは果皮が濃いオレンジ色になり、果肉は粘質になるそうです。
コリンキーは果肉だけでなく皮も一緒に生食できます。
サラダや浅漬けのほか、炒め物、揚げ物、煮物、スープなど加熱調理にも利用可能です。
サラダにする場合は、種とワタを取り除き、薄くスライスして塩もみしてから水洗いすればOK。
やさしい風味とカリッとした食感が楽しめます。
熟したコリンキーを入手した場合は、ねっとりした食感を活かしてポタージュスープにするとよいでしょう。
生産者の皆様本日も素晴らしい逸品ありがとうございます。
本日も宜しくお願い申し上げます。
最後までご覧頂き誠にありがとうございます。
澤光青果 宮下
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