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【澤光青果便り】№197
おはようございます
さて本日のおすすめ品は・・・
本日のおすすめ品
茨城県産 『くり』
神奈川県産 『福耳とうがらし』
くり
秋の味覚を代表する「栗」は、大きく分けて4つの種類があります。国内で一般的に売られている「ニホングリ」、天津甘栗でおなじみの「チュウゴクグリ」、マロングラッセなどに使われる「ヨーロッパグリ」、そして日本ではあまり見かけない「アメリカグリ」です。
見かけはあまり変わりませんが、それぞれ地域に合った特徴があります。
ニホングリは野性のシバグリ(芝栗)を品種改良したもので、果実が大きく風味がよいのが特徴。
しかし、甘味がやや少なく渋皮がはがれにくいのが難点です。
一方、チュウゴクグリは甘くて渋皮もむきやすいのですが、果実が小さくて栗の害虫である「クリタマバチ」の被害を受けやすく、日本では栽培されていません。
「天津甘栗」の原料としてよく使われているのは「板栗(バンリー)」という品種です。
ヨーロッパグリは小ぶりながら渋皮がむきやすいのが特徴です。
しかし、こちらも病気や害虫による被害を受けやすいため日本では栽培されていません。
アメリカグリは果実の品質がよく、また大きくて強い樹が木材として使われるほど利用価値の高いものでしたが、1900年頃に発生した菌類「栗胴枯れ病」の被害によりほぼ壊滅したといわれています。
現在でも一部の地域で栽培されていますが、病気に弱いので日本で栽培することはできません。
福耳とうがらし
外見や大きさは万願寺とうがらしとほぼ同じで、同じように首の所にくびれが出来ていたりします。生のまま食べられるという事で、少しかじってみると、パリッとした歯触りで、獅子唐より肉厚で、少し薄いピーマンのような食感。
辛くない?と思った束の間、辛味が口に広がりました。とは言っても、激辛と言う訳ではなく程よい辛さという感じです。
種の周りの白い部分が辛味が強いので、料理によっては取り除くと良いでしょう。
辛い唐辛子ではありますが、辛さはそれほどきつくないので、一般的な甘唐辛子と同じ扱いで良いと思います。
生のまま輪切りや細切りにしてサラダに加えたり、ピクルスにしても美味しい。色々な野菜と共に炒めものにすると、この辛さがアクセントになって美味しいです。
生産者の皆様本日も素晴らしい逸品ありがとうございます。
本日も宜しくお願い申し上げます。
最後までご覧頂き誠にありがとうございます。
澤光青果 宮下
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