美容に!健康に!!干し柿☆
晴れて乾燥した日が多くなる中、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
今頃、日本各地では、干し柿が盛んに作られているのではないでしょうか。
干し柿は、皮をむいた柿をひもで結び、風通しのよいところに吊して作りますが、島根県松江市東出雲町の畑地区では、200年以上前から、干し柿専用の「柿小屋」を利用した生産が行われています。
そもそも柿が中国から日本に伝わってきたのは奈良時代の頃だそうですが、日本の歴史に初めて干し柿が登場するのは、平安時代中期の法典で、祭礼用のお菓子として出てくるとのこと。
「砂糖」がなかなか一般の人々の手に入らなかった時代からの貴重な甘味源で、その糖度は、ものによっては砂糖の1.5倍にもなるとか。
和菓子の甘さの基準としても干柿が引き合いに出され、『和生菓子の甘さは干し柿をもって最上とする』という言葉があるそうです。
干し柿には、豊富な果糖やビタミン類、食物繊維が含まれており、二日酔い防止、高血圧予防のほか、体内の代謝を活発にし、腸内環境を整え、老廃物を排出してくれます。
なお、干し柿1個あたりのカロリーは、種類や大きさにもよりますが、平均すると100kcal前後になるため、食べ過ぎには注意です。
ちなみに、岐阜には干し柿を使った羊羹もあるようですね。こちらもおいしそうです…。
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