GI登録が品質の証!よみがえり、守り継がれる伝統
吉川なす
「吉川ナス」の歴史は1000年以上ともいわれ、昭和初期には関西方面に続々と出荷されるほど盛んでした。
しかし品種改良がされていないため栽培が難しく、収穫量も少ないため、栽培農家が1軒にまで衰退してしまいました。
ついに生産が途絶えたかけたとき、「このまま失ってはいけない!」と農家有志らが立ち上がりました。
そして平成21年12月、農家10人で「伝統野菜等栽培研究会」を結成。たった1人で「吉川ナス」を守り亡くなった、最後の農家から種を受け継ぎ、その再興に挑みました。
試行錯誤の末、今では年間約18,000個の出荷ができるようになり、伝統を守り続けています。
「吉川ナス」の固く密な実の中には、生産者のたちの、復活にかけた想いも詰まっているのです。
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