【とうがん】
「冬」の「瓜」と書くのに、実はこの時期が旬の野菜、とうがん。
とうがんのことをよく知らない人も意外と多いのでは。
字のとおりウリ科の植物です。原産地はインドで、日本には5世紀頃に伝来したとされています。
丸みのある球形のものや、俵のような長楕円形のものがあり、小さいものでも2~3㎏、大きいものだと10㎏以上にもなります。
さて、なぜ「冬」という字が使われているのか。それは、皮が丈夫で中の水分が失われにくく貯蔵性が高いという特性から、風通しの良い冷暗所においておけば、冬までもつということに由来しているそうです。
果実の90%以上が水分でさっぱりしていることから、味付けしやすく、煮物、あんかけ、スープなど様々な調理に利用できます。1個丸々買ってきて、自分好みの味付けでとうがんのフルコースなんていかがでしょうか。
調理の際は、硬くて苦みが強い皮を厚めにむくことと、アクが強いワタと種もしっかり取り除くのがポイントです。
写真提供:愛知県農林水産部園芸農産課(下)
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