酢橘(すだち)は阿波特産の酢柑
すだちとは
徳島で生まれた「すだち」は、全国シェアはほぼ100%です。名実ともに徳島県を代表する柑橘系果実が「すだち」です。
すだちの今昔話
酢橘(すだち)は阿波特産の酢柑です。
これが近縁果に「ゆこう」「ゆず」があります。阿波の味覚は、ゆず、すだち、ゆこうで代表されます。
徳島を代表するこれら柑橘類は、いずれも酢みかんの仲間で、味、香りとも独特です。
阿波邪馬台国説は阿波の剣山が高天原であり、古事記に「田道間守」(タジマモリ)が健康の源である果実を常世の国に求めたのは即ち阿波の徳島に「すだち」の原種の橘を探し求めたのであると郷土史家は力説します。
すだち・ゆず等の酢柑は、梅と共にわが日本では万葉の大昔より、食用及び健康の元として珍重され、京都の柴震殿には、右近の橘・左近の桜(昔は梅であった)が今もその名残りをとどめています。
三月の雛飾りの五段目に三人の衛士に守られた橘と桜(梅)はその象徴であります。
スダチは遠く万葉の昔から他県では真似の出来ない、特産品として今日まで愛用されてきました。
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