青森合同青果株式会社
ソーシアルメディアで青果物流通
クリスマス寒波で相場反発
遅ればせながら青森市中央卸売市場12月の販売統計をお知らせします。
国が定める指定野菜の平均卸売価格の対平年指数は前月より4ポイントアップし97%に。
中旬の寒波襲来で相場は下げ止まり、年末年始需要の後押しもあって相場は反発しました。
12月は次々と強い寒気が流れ込み、前月までの穏やかな気候は一転、18日には北海道から九州北部にかけての広い範囲で大雪となりました。
さらに22日からのクリスマス寒波では太平洋側にも雪雲が流れ込み、四国でも観測記録を更新する積雪に。
暖秋で順調な出荷が続いていた秋冬野菜は気温の低下で生育が停滞。
一年で最大の需要期を前に前進出荷の反動も加わり、不足感に拍車がかかりました。
レタス、きゅうりは相場が急騰、潤沢な出回りだった大型野菜の相場も引き締まりました。
月間平均では多くの品目の卸売価格が平年並みとなりましたが。
月始めと年末の差は大きく開いています。
-は該当なし、△▼は前月からのランクの移動を示します。
・平年より極めて高い
(平年比200%以上)
-
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
-
・平年より高い
(125%以上150%未満)
ピーマン△
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
白菜、レタス、にんじん△、きゅうり△
・平年並み
(90%以上111%未満)
キャベツ、だいこん、ねぎ、里芋▼
トマト、ほうれん草△、玉ねぎ、馬鈴薯
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
なす▼
・平年より安い
(67%以上80%未満)
-
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
-
・平年より極めて安い
(50%未満)
-
1か月間で平均卸売価格が3倍近くまで急騰したレタス。年末年始の業務需要と旺盛な家計消費に支えられ年明けも好相場を維持していましたが、さすがに高値疲れが見えてきました。
出荷量の回復とともにこの先は徐々に相場は緩み、平年並みに落ち着きそうです。
年末のクリスマス寒波で生育にブレーキがかかったいちごですが、気温の上昇とともに増量してきました。相場もじりじりと下がっています。
そろそろお求めやすい価格に。
コメント