日本古来のりんごです
今日は「いい(11)りんご(5)の日」。
そこで今日は、長野県飯綱町で昔から栽培されている「高坂(こうさか)りんご」をご紹介します。
現在、私達が食べているりんごのほとんどは、明治時代にアメリカから導入された西洋りんごがルーツです。
一方、古代中国から渡来したりんごは、粒の大きさなどから西洋りんごに席巻されたものの、今でもまれに栽培されており、現在では「和りんご」と呼ばれています。
そんな和りんごのひとつ、高坂りんごは、小さい果実とかわいらしい赤色の果皮が印象的。
酸味や渋みが強いですが、甘味もあり、昔はおやつとして食べられたり、お盆のお供えに使われたりしたようです。
昭和の末頃に絶滅寸前となりましたが、残っていた木から「根分け」という方法で育成した二本を町の天然記念物に指定。
さらに接ぎ木で栽培を広めた結果、50数軒の地元農家に育てられるまでになりました。
今では、飯綱町と地元の会社が共同して、このりんごを使ったシードル作りが行われています。
国内コンクールでも高い評価を獲得しているので、もし機会がありましたらぜひ試してみて下さい!
コメント