六郷のカマクラ
明日から15日にかけて、秋田県美郷町で、「六郷のカマクラ」が行われます。
「カマクラ」といえば、今では大きな雪の室が一般的なイメージですが、六郷では、小正月に行われる、豊作や安全繁栄などを祈願する一連の行事のことを「カマクラ」と呼んでいます。
この「六郷のカマクラ」は、700年あまりの歴史があり、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
カラフルな短冊をつなぎ合わせた長い紙に願い事を書く「天筆(てんぴつ)」や、農作の害鳥を追い払うための「鳥追い行事」などのあと、最終日に「竹うち」と「天筆焼き」が行われます。
「竹うち」は、ヘルメットをかぶった町の男衆が南北の軍に分かれて、長さ7~8メートルの青竹で激しく打ち合う合戦で、北軍が勝てば豊作に、南軍が勝てば米価が上がる、と伝えられているそうです。
ちなみに同じくヘルメット姿で応援(?)しているのは、秋田県のふるさと案内係、秋田犬(いぬ)の「アキタ」くんです。
機会がありましたら、見に行ってみてはいかがでしょうか。
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