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【澤光青果便り】№290
おはようございます
さて本日のおすすめ品は・・・
本日のおすすめ品
長野県産 『市田柿』
千葉県産 『八つ頭』
市田柿
干し柿は長野県が全国一位の出荷量を誇る品目(農林水産省平成22年特産果樹生産動態調査)で、県産干し柿のほとんどは飯田・下伊那地域(南信州)で栽培・加工されている「市田柿」です。
「市田柿」というのは、現在の長野県下伊那郡高森町の市田地域で栽培されていたことから名前のついた在来の渋柿の名称です。
これを干し柿にしたものも「市田柿」と呼びます。
「市田柿」の名称で出荷が始まったのは大正10年(1921年)からと言われ、既に100年近い歴史が刻まれています。
また、この原料となる渋柿の栽培は500年以上にも及んでいます。
干し柿は、ころ柿とアンポ柿に分類されまが、「市田柿」はころ柿のタイプで、生柿に対する重量比で1/4程度まで干し上げられ、和風のドライフルーツと言われます。
果実の表面は、きめ細かな白い粉に覆われ(白い粉は乾燥の過程で果実内部からしみ出したブドウ糖が結晶化したもの)、果肉はきれいなあめ色です。
食味は、羊羹状のもっちりとした食感で、糖度が65~70%あり、天然糖分の上品な甘さが特徴です。
また、20~30g程度の小さな干し柿で、お茶請けとして召し上がるには最適な大きさです。
八つ頭
正月のおせち需要がピーク八つ頭(やつがしら)はおせち料理向けに年末一気に出荷されます。
八つ頭は千葉県や茨城県など主に関東を中心に作られているサトイモです。
関西では海老芋などの親芋が「頭芋」として御節料理に使われる事が多いです。
八つ頭は流通している量が少なく、里芋としては高価で、末広がりの「八」と、子孫繁栄や人の「頭」になるようにという縁起物としておせち料理によく使われます。
子芋が分球しないため、親子もろともひとつの塊になるタイプです。
その姿が、頭が八つ固まっているように見えることからヤツガシラと名づけられ、「八頭」や「八つ頭」と書かれます。
八つ頭は子イモがほとんど分球せず固まりになってしまうので、全体に入り組んだ形をしているため、皮を剥くのがとても面倒なサトイモです。
ごく僅かに分球した子イモ(孫イモ)ができ、それは「八つ子」と呼ばれています。
生産者の皆様本日も素晴らしい逸品ありがとうございます。
本日も宜しくお願い申し上げます。
最後までご覧頂き誠にありがとうございます。
澤光青果 宮下
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