異文化交流
もうすぐ11月。
北海道では小豆の収穫が最盛期を過ぎました。
国内の収穫量では北海道が約9割、そのうち十勝地方だけで、約7割を占めています。
小豆は、縄文時代の遺跡から炭化した種子が見つかるなど、古くから食されていたようですが、あんことして食され始めたのはいつからなのでしょうか。
起源は飛鳥時代に、遣隋使により中国から伝わった「あん」にあるとのこと。
中国での「あん」は「米や小麦などで作った食物の中に詰めるいっさいの具材」で、肉類が具材でした。しかし、日本の僧侶達は肉食ができなかったため、肉の代わりに小豆を用いたことが始まりのようです。
そして、室町時代に入って中国から砂糖が持ち込まれ、今の甘い「あんこ」の原型ができたと言われています。
それが今では、日本食として海外へ発信されていると思うと、感慨深いものがあります。
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