甲州ぶどうの由来

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甲州ぶどうの由来

 

 

 

 

甲州ぶどうの由来

 

「甲州ワイン」で有名な日本固有のぶどう、「甲州」の収穫が始まっています。

国内で栽培されているぶどうは、明治時代頃に欧米から導入され、栽培されるようになった品種が多いですが、甲州はもっと古く、栽培され始めた起源が奈良時代という説もあるほどです。

なぜ日本の甲州地方(山梨県)で、欧州種に似た系統の甲州が古くから栽培されていたのか、その起源ははっきりとしていませんでしたが、最近の研究で、あることが判明しました。

平成25年に、(独)酒類総合研究所がアメリカの研究チームと共同で甲州のDNA解析を行ったところ、欧州種が約7割、中国南部に生息する東アジア系の野生種が約3割という結果が出ました。

このことから、欧州種がシルクロードを経由し、中国で東アジア系野生種と交雑して、日本に伝わってきたことが分かりました。

そういった由来に思いを馳せると、より味わい深くなるかもしれませんね。
 
写真提供:山梨県甲州市

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