酸味と苦味が絶妙です
先月の広報誌affで紹介した八朔(はっさく)が、いよいよ本格的な出回り時期を迎えました。
八朔は、江戸時代末期に広島県因島市のお寺で発見され、明治時代以降、みかんの主産県へ栽培が広まりました。
近年では、全国の生産量のおよそ6割を和歌山県が占めています。
八朔の「朔」は、訓読みで「ついたち」と読むことから、8月1日(旧暦)という意味になります。この時期から食べられるようになることから、この名がついたという説もありますが、実際の収穫時期は12月頃からで出荷ピークは2月~4月頃となっているため、真相はよくわかっていません。
一般的に、フルーツは甘さを求められますが、八朔といえば独特の酸味とほろ苦さが特徴。甘いものが苦手な方も、八朔なら大丈夫なのでは?
担当も小さい頃は食べられなかったのですが、いつしか好んで食べるようになっていました。
八朔は、皮が手でむきにくいだけでなく袋も厚くて「食べにくい」と避ける向きもあり、生産量は減少傾向ですが、広報誌aff(1月号)の13ページでは、ナイフを使った手軽な食べ方も紹介しています。
ぜひ一度、お店で八朔を手にとっていただき、絶妙な酸味と苦みのファンになってもらえればと思います。
農林水産省広報誌「aff(あふ)」1月号はこちら
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