2000年前の種子が開花
1952(昭和27)年の今日、約2000年前の種子から古代ハスが開花しました。
千葉市検見川(けみがわ)の泥炭層を掘り下げた地下から、大賀一郎博士が種子を発掘し、発芽に成功、開花させたのです。
植物の種子の寿命はあまり長くはありません。
多くのものは数年から5年ほどですが、マメ科やハス科などの皮が厚く硬い種子は、一定の条件がそろえば長寿であると言われています。
2000年前の種子を開花させた大賀博士の偉業は、当時、新聞などで大々的に報道されました。
現在、この大賀ハスは、日本をはじめ海外でも栽培されています。
ハスの花は、早朝に開花して、昼頃に閉じ、開閉を3日繰り返した後、4日目には散ってしまいます。
その4日間のうち、花の色、姿がともに美しいのは開花2日目とのこと。また、花が咲くときに音がすると言われていますが、科学的には無音が定説のようです。
ハスの花の観賞は、涼しい早朝がおすすめです。
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