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炭酸ガスまたは炭酸イオンを含む温泉に浸かると、当然体温が上昇します。
温度が35℃以下の体温より低い温度の温泉であっても、体温は上昇します。これは、皮膚から浸透する炭酸イオンが血液中でヘモグロビンの酸素と入れ替わることによって起こります。
酸素と炭酸イオンとの交換を早めるために、血管が広がり心臓から温度の高い血流が増えるからです。炭酸イオンが大量に血液に溶け込むとき、いつも血流は早められ、体温が上昇するのです。
別に温泉につからなくても、同じことが起こる場合があります。
それは、大腸内にたくさんの食物繊維があって、それを腸内細菌が食べて最終産物として二酸化炭素を放出することで起こります。
野菜をたくさん食べて食物繊維で大腸を満たすとき、大腸内で発生する二酸化炭素は血液に溶けて全身に広がります。
すると、全身に広がった二酸化炭素を排泄するために血流が増えて酸素と二酸化炭素の入れ替えが起こり、呼気から二酸化炭素が排泄されるのです。つまり、温泉へ行かなくても自分の体の中で二酸化炭素を排出して体温を高めることができるのです。
たまには温泉もよいのですが、常に温泉にいるわけにはいきません。
日常は食物繊維で二酸化炭素を発生させて体温を高めて、冷え性など吹き飛ばしておきたいものですね。
その上で、たまにご褒美の温泉というのが良いのではないでしょうか。
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