20年来の友人、大阪の仲卸と会話していて彼は知人が千葉で生産法人を立ち上げたことでその事業に参加しています。
そもそもこの発想は料理人からのものです。
こうした料理人たちが求めている野菜が市場流通に乗らないので、独自に栽培に参入していたもの。
大型品目の単作をめざしているのではありません。
西洋料理とか中華料理などで使用するマイナーな野菜です。
こうした野菜は市場の卸はあまり金額が稼げないので歓迎しません。
農協の大型共販ものを扱っていたほうが利益は出ないものの楽だからです。
ここに市場流通の盲点があります。
市場外流通の拡大はこうしたことにも原因があるのです。
農協共販ものはちょっと集荷に力を入れると、もう価格は暴落です。
どこでも、だれでも栽培できるF1のタネでは、もう価格競争しか残されていません。
さて、ご本人たちはあまり認識していませんが、東京青果が設けている個性園芸事業部の役割がいかに大きな意味があるかということです。
「マイナーな野菜」こそ大切にしよう!
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