いかに食後血糖値を上げないようにするか?

 

 

原 三郎さんからシェア

広場にたくさんの人が集まっています。寒いせいか、みんな片手をポケットに入れて立っています。

司会者が「皆さん手をつないででください。」と言いました。みんな手をつなぎましたが、片手をポケットに入れているもんだから、二人ずつしか手をつなげません。

そこで、司会者は「ポケットから手を出して、手をつないでください。」と言いました。

そしたら、どうでしょう。様々な大きさの人の輪ができました。片手だけで手をつなぐのと両手で手をつなぐのとの違いです。

仮に、手の数が3本以上になったとしたら、もっと複雑な人のかたまりができるでしょう。

タンパク質に結合したグルコースは、やがて新しい手(カルボニル基、-C=O)を作ります。

このカルボニル基はタンパク質からたくさん出ているアミノ基(-NH2)と結合します。グルコースには手(カルボニル基、-C=O)が次々とできてきますし、タンパク質の方には沢山のアミノ基(-NH2)がありますから、これらが手をつなぐと非常に複雑なタンパク質のかたまりができます。

こんなものが身体中にできますと、臓器は本来の機能を果たせなくなり、糖尿病合併症を発症しますし、臓器の老化も進みます。顔のシワの部分のコラーゲンもこんなかたまりになっています。

かたまりになってしまうと代謝も悪くなって新しいタンパク質との交代もままなりません。

老化が一層進むのです。

われわれが自分でできる対策は食後血糖値を上げないようにすることだけです。

ここに桑の葉を活用する理由があります。

 

原三郎さんのプロフィール

NPO法人 日本マルベリークラブ

代表理事 President · 2004年6月から現在

桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動

 

 

1458420_601027743266830_915244471_n.jpg タンパク質

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