スイーツは皆さん大好きでしょう。止めろと言っても、つい手が出てしまうものです。それは砂糖のせいなんですね。
人間が消化できる糖はデンプンと砂糖だけです。砂糖はグルコースとフラクトース(果糖、蜂蜜の主成分)という単糖がつながった2糖でできた糖です。砂糖は口、胃では消化されず、小腸で消化されます。消化酵素は、砂糖の英名スクロースにちなんでスクラーゼと言います。
スクラーゼにも2つのポケットがあります。一つはグルコースを入れるポケット(6角形)、もう一つはフラクトースを入れるポケット(5角形)です。グルコースの分子の形は6角形、フラクトースのそれは5角形をしているからです。
砂糖が消化されてできる糖は、グルコースとフラクトースです。このグルコースが血糖となり、全身の細胞に吸収されます。一方、フラクトースは肝臓へ送られて代謝されます。したがって、スイーツを食べると言うことは、血糖値は上がるは、肝臓は働かないといけないことになります。アルコールを飲んだ時と同じように、肝臓は働かないといけないんです。スイーツばかりを食べていると、やがて肝臓は疲弊することになります。
さて、桑の葉を先に食べて、それからスイーツを食べると、桑の葉のDNJがスクラーゼのグルコース・ポケット(6角形)にはまり込んで、砂糖を消化できなくします。DNJは良い働きをしますね。砂糖の甘さは十分満喫した上に、小腸で消化される砂糖の量が減る訳ですから、血糖値は抑えられるし、肝臓の働きも少なくてすみます。
甘いものを食べる時、桑の葉を是非飲みましょう。
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