自然の妙に感謝を・・・

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

自然の妙に感謝を・・・

 

 

 

 

 

 

以前に毎日新聞「みんなの広場」に、茨城県笠間市で酪農業をする前川謹一さんの投書、「絶賛されたクソ虫生息牧場」が掲載された。

重要な指摘だから全文を引用します。

 

 

「体力の衰えを感じながらも、病気もせず働くことができ、至福の一年でした。最も高品質の乳を出すジャージー牛を放牧飼育し自前のミルクプラントで低温殺菌して直販するという、究極の牛乳づくりを誇りにしてきましたが、そのことによって全く予期しない結果が表れてしまいました。 

国内ではほとんど見られなくなったクソ虫が、ここには多数生息しているということで、昨年、今年と学術的調査も行われ、『こんな素晴らしい牧場がよく日本に現存していた。』と、絶賛されました。

クソ虫や微生物によって牛フンが分解され、牧草の養分となって循環し牧場の自然が保たれてきたのでしょう。

家畜排せつ物法の施行により、国も農家も多額の負担を余儀なくされましたが、本来の畜産経営が行われていれば、この法律は無用だったと思います。」

 

 

ところで「きんや先生の雑木ばなし」の(変態の虫)もクソ虫の役割を次のように評価します。

 

 

「虫の中には植物や動物の死骸を食べて処理してくれる虫もおりまして、この地球上でとても重要な仕事をしています。シデムシは腐肉を食べに集まり、幼虫も肉を食べます。モモブトシデムシ、エンマムシハネカクシ、ゴミムシなどは、増えてきたウジを食べにやってきます。肉食の虫は結構多いのです。動物のフンを食べる虫もたくさんいます。

スカラベと呼ばれ、エジブトでは神聖な虫のタマムシコガネ。

日本にもフンの中に卵を産んで幼虫を育てるダイコクコガネや、宝石のように美しいセンチコガネも集まってきてこれらを「クソ虫」といいますが、

彼らのおかげでこの世がクソだらけにならずにすんでいます。とても上手なお掃除屋さんなのです。

環境破壊を繰り返してきたわれわれは恥じ入るばかりです。そこに人間は除草剤、枯葉剤を撒いています。」

 

 

農薬会社と一体となった農協の農薬購買事業など天罰が下るでしょう。

そこでわれわれは傲慢さを捨てて、自然の妙に感謝しなければいけませんね。

 

 

 

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