桑の新芽が出揃うと養蚕が始まる
桑博士の原 三郎さんから
代表理事 President · 2004年6月から現在
桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動
Studies, development and promotion of new functions and utilization of mulberry, silk-worm and cocoon.
連休前後になると桑の新芽が出そろって、きれいな緑を見せてくれます。
桑の新芽が出揃うと養蚕が始まるのです。
桑の柔らかな新芽の味を知っている人は、カイコに与えるより、自分に与えることを考えます。
だまされたと思ってやってみたら良いものに、桑の葉の天ぷらがあります。
気温も高くなってビールの季節を迎えていますが、桑の葉の天ぷらはビールのつまみに最適なんです。
この頃は桑の木なんか見かけることが無くなってしまいましたから、どうやって桑の葉を手に入れるかが難題です。
少し遠出をしてでも、河川敷や田んぼのあぜ道に切られずに残っている桑の木を見つけましょう。
今なら、葉の形と未熟な実で見分けることができます。
写真の左側3枚が標準的な桑の葉です。
一本の木に切れ目があるのと無いのとが共存している場合もあります。
食べてみたら、桑の葉にほとんど味がないことに気が付くでしょう。
右の端の写真は糸桑という種類で、これは木も30cmぐらいにしかならず、観賞用で実用性はありません。
養蚕は最盛期の1万分の1程度になっていますが、まだ細々ながら続いています。
桑葉(血糖値抑制)、マユ(セリシン化粧品)、シルクの服・着物など、カイコは良いに決まっています。
絶えささないで、少しはもとに戻したいものです。
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