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大田市場とは
平成元年に、青果の旧神田市場・荏原市場、水産の大森市場を統合して開設しました。平成2年には、城南地域の花き地方市場を統合してさらにスケールアップし、青果部・水産物部・花き部の3部門を有する総合市場となっています。
青果と花き部は文字通り日本一の取り扱いをする中央卸売市場です。しかし水産は築地が本拠地で主力流通を展開しているから、大田市場の水産部は付け足し的存在であった。
そこで、東京都ではこれは何とかしないといかんということで、産地市場と消費地市場が連携して築地でできない小さな流通の改善をめざしている。それが「おおたの“朝獲れ”鮮魚ボックス」 流通テスト開始。
東京都では今年度は、首都圏に近い産地市場である小田原魚市場と連携し、その日の早朝に相模湾で獲れたばかりの魚を「おおたの朝獲れ鮮魚ボックス」として、その日中に首都圏の飲食店に流通させる実証事業を行います。本事業を通じ、大田市場水産物部の活性化と首都圏消費者の水産物に対する満足度の向上を目指して取り組んでまいります。
(3回目までは扱うケースも次第に増えてきて好評のようである。)
1 主旨
東京都中央卸売市場大田市場水産物部では、市場を取り巻く厳しい環境の下、取扱量の低下が懸念されており、平成24年度に「大田市場水産物部経営戦略」を策定しました。
戦略では、取扱商品の魅力を高める取組の一つとして「活魚・朝獲れ鮮魚取扱拡大事業」を立ち上げ、他市場にはない鮮度感あふれる商品の開発を進めることにより市場活性化と消費者の皆様の水産物に対する満足度向上を図ることといたしました。
この度は、首都圏に近い漁港・産地市場である㈱小田原魚市場と連携し、その日の早朝に相模湾で獲れたばかりの鮮度抜群の魚を「おおたの朝獲れ鮮魚ボックス」として、獲れたその日中に首都圏の飲食店で消費者の皆様に召し上がっていただく取組を開始します。
2 概要
●販 売 日 10月4日(金)、11日(金)、18日(金)、25日(金) 計4日間
※海の時化(しけ)等により予告なく中止する場合がございます。 予めご了承ください。
●協力産地 株式会社小田原魚市場
●取組内容
早朝3時に小田原漁港に水揚げされた相模湾の魚を、大田市場水産物部 が「おおたの朝獲れ鮮魚ボックス」として朝7時頃より首都圏の飲食店 等へ販売し、販売当日中に、朝獲れの魚を消費者の皆様へご提供いただ く予定です。
3 取組のポイント
一般的な水産物の市場流通では、水揚げ当日の朝から産地市場で魚が取引され、首都圏などの消費地市場(築地市場や大田市場など)にお昼以降に商品が到着します。その日は冷蔵庫などに一旦保管され、翌朝に取引されて首都圏のスーパーや居酒屋などに納品されるため、消費者の皆様の食卓に届くまでに少なくとも1日以上かかっていました。
今回、新たに取り組む市場流通では、早朝、漁港で水揚げされた魚をすぐに産地市場から出荷し、朝6時までに大田市場に到着させることにより、その日に取引することができます。このため、獲れたその日の午前中に、首都圏の飲食店などに納品することが可能となり、漁港から1日かからずに首都圏の消費者の皆様に召し上がっていただくことが出来ます。
4 タイムスケジュール
AM3:00~4:30 小田原魚市場
小田原市漁協等の漁師の皆様が、相模湾に仕掛けられた定置網で漁獲された魚を早朝3時頃から小田原漁港で水揚げします。漁港では、㈱小田原魚市場の熟練の担当者が、港から入荷した魚を鮮魚ボックス(50ケース程度:予定)に詰め、午前4時30分までに大田市場に向けてトラックが出発します。
AM6:00~7:00 大田市場
小田原魚市場から「おおたの朝獲れ鮮魚ボックス」を積んだトラックが、午前6時頃、大田市場の水産棟に到着します。卸売業者(大都魚類㈱ 大田支社)から、各仲卸業者に販売されたのち、7時頃から順次、仲卸業者により首都圏の飲食店へ配達されます。なお、今回は、大田市場の仲卸業者の中から、「㈲若松屋(wakamatsu-ya.com)」、「尾坪水産㈱(otubo.co.jp)」「㈱紙安東京」、の3社が本商品を飲食店等へ販売いたします。
AM11:00~ 都内飲食店ほか
大田市場を出発した仲卸業者の配送車により、9時頃から順次、首都圏の飲食店に「おおたの朝獲れ鮮魚ボックス」が納品されます。一例として、東京駅八重洲地下街の飲食店「海賓亭」(東京都中央区八重洲2-1-1)では、大田市場の仲卸業者である㈲若松屋より入荷した朝獲れの魚を使った特製の海鮮丼を当日のランチにて提供しています。
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