研究者の原三郎さんが今朝フェイスブックに下記の記事を投稿されました。ブロッコリーの効能についてです。
市場の担当者は量販店などの商談会などでは、こうしたことを付け加えると、「君の提案はとてもタイムリーで有益だ」とバイヤーに喜ばれるはずです。積極的に鮮度のいい情報を活用していきたいものです。
色々な野菜をはじめ免疫力を高めるといわれているアガリクス、メ
カブフコイダンなどの免疫力を測定したところブロッコリーから抽 出されたブロリコと言う物質が一番高い活性があることが分かりま した。
ブロッコリーに含まれるブロリコは自然免疫、特にNK細胞と好中球を活性化させます。
どうやって調べたかと言いますと、カイコの免疫細胞が活性化されるかどうかで判定されました。意外なところでカイコが使われてい るんですね。
カイコの免疫細胞は活性化されると(活性化物質が結合すると)活性酸素を放出し、ある特定のタンパク質を活性化します。すると、 筋肉の麻痺と収縮が起こります。成分の免疫活性度が高いほど、筋 肉の収縮度合いが大きくなります。結局、カイコの筋肉が収縮する 度合いを調べることで判定できるという訳です。
こうして、カイコの筋肉に様々な物質を注射して、筋肉収縮が起こるかどうか、すなわち、自然免疫を活性化させる作用があるかどう かを筋肉の収縮の度合いで調べて、ブロッコリーに非常に強い活性 があることを見つけた訳です。
この話、スーパーのブロッコリー売場が空になるというパニック的現象は起こっていませんが、料理の一品としてブロッコリーを添え たくなりますよね。
*ブロリコの詳細はこちら
http://www.brolico-research.jp/page/immunity03.html?gclid=CJ-evZ7G47ICFQlLpgodNAYA_w
原三郎さんのプロフィール
Studies, development and promotion of new functions and utilization of mulberry, silk-worm and cocoon.
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