農林水産省
穀物全体の生産量は、前年度より減少して消費量を下回り、
穀物全体の期末在庫率は18.5% と前年度(20.3%)を下回る見込み<FAOの安全在庫水準(17~18%)>。
《主な品目別の需給》
〈小麦〉
生産量は、米国、インド、カナダで増産も、
[生産量]653百万トン(▲6.1%)
[消費量]678百万トン(▲2.5%)
[期末在庫率]25.5%
・旧ソ連諸国では収穫がほぼ終了。凍害や乾燥等により生産減。
・米国、カナダでは、収穫が終了。
・豪州では、生育期の降雨不足等から、
・インドの冬小麦は、収穫が終了し、史上最高の生産見通し。
〈とうもろこし〉
生産量は、米国の干ばつ等による減産で、
[生産量]839百万トン(▲4.4%)
[消費量]853百万トン(▲2.3%)
[期末在庫率]13.7%
・米国はコーンベルトの干ばつにより生産量が大幅に下方修正(
・中国では、天候に恵まれ概ね順調に生育が進展し、
・EUでは、東南部の高温乾燥により前年度より減産見込み。
・アルゼンチンでは作付け開始。降雨過多はあるも、
〈米〉
生産量は、インドで減産も中国、
[生産量]465百万トン(+0.0%)
[消費量]469百万トン(+2.3%)
[期末在庫率]21.8%
・中国、インドネシア、タイ等で単収の増加等から豊作見込み。
・インドでは、
〈大豆〉
生産量は、米国で減産となるも、
[生産量]264百万トン(+11.0%)
[消費量]259百万トン(+1.8%)
[期末在庫率]22.2%
・米国では、コーンベルトの干ばつにより減産見込み。
・中国では、作付面積減に加え、旺盛な需要から輸入量が増加。
・前年度、高温・
が増加し増産見込み。降雨に恵まれブラジルでは作付け開始、
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