原 三郎さんからシェア
老化の主要因の一つは血糖値。
血液中にグルコースが存在することが老化の原因。
脳が必要とするエネルギー源はグルコース。
そのため血液中には絶えずグルコースが存在しなければならない。
ここに、われわれが老化する原因の一つが存在する。
老化が必然としても、脳に必要なグルコースを供給できる血糖値を確保しつつ、必要以上のグルコースを血液中に供給しないことで、老化の速度を遅らせることができる。
われわれができる血糖値対策は、食後急激に上昇する血糖値を抑えることにある。
ご飯、麺、パンなどのデンプンを含む食事をした時、デンプンの消化を抑えるとか消化速度を遅くすることで、
食後血糖値を抑制できる。
デンプンは唾液に含まれるアミラーゼと小腸に送り込まれる膵液のアミラーゼによって、マルトース(グルコースが2個結合した糖)になる。
マルトースはさらに小腸のα‐グルコシダーゼと言う酵素により2分割されてグルコースになる。
グルコースは吸収されて血液に移行しする。
これが食後血糖値の上昇となって現れる。
桑の葉には、DNJ(1-デオキシノジリマイシン)と言うα-グルコシダーゼを阻害する化合物が含まれている。
食事の時、桑の葉(桑茶、乾燥粉末、錠剤など)を飲んでおくと食後血糖値の上昇は抑制される。
糖尿病およびその予備軍の人には非常に効果的だ。健康な人が使えば、便通が良くなるなどの効果があるが、10年後にはびっくりするような老化抑制作用が認められるだろう。
老化予防対策は、歳を取ってからでは意味がない。
原三郎さんのプロフィール
https://www.facebook.com/saburo.hara
NPO法人 日本マルベリークラブ
代表理事 President · 2004年6月から現在
桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動
Studies, development and promotion of new functions and utilization of mulberry, silk-worm and cocoon.
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