原 三郎さんからシェア
われわれに食物繊維を提供してくれるものには、緑黄色野菜、根菜類、豆・ナッツ類、全粒穀物、キノコ類、海藻類などがある。
1.食後血糖値の上昇を低く抑えるには、緑黄色野菜を食事に先立って食べればよい。
緑黄色野菜には小腸のα‐グルコシダーゼ阻害剤が含まれており、デンプンの消化はグルコースになる一歩手前のマルトースで止まる。
そのため、食後血糖値の上昇は低く抑えてタンパク質の糖化を防いで老化を遅らせる。
2.腸に食物繊維を届けるためには、緑黄色野菜、根菜類、豆・ナッツ類、全粒穀物、キノコ類、海藻類などを食べれば良い。
これらには、人間が消化できない多糖(食物繊維)が多く含まれている。
大腸に届いた食物繊維は腸内細菌により消化され、酢酸・プロピオン酸・酪酸などの短鎖脂肪酸を作り、
便秘改善や乳酸菌の成育環境を整える。
さらに、腸内細菌は水素を生産し、この水素が全身に充満することにより、あらゆる場所で発生する活性酸素を破壊することにより、疾病を防ぎ、老化を予防する。
緑黄色野菜、根菜類、豆・ナッツ類、全粒穀物、キノコ類、海藻類は和食の材料であり、これらを手に入れ口にするのは容易である。
食べれば食後血糖値の上昇を抑え老化速度を落とすことができるのであるから、まずはとりあえず毎食食べるようにしよう。
原三郎さんのプロフィール
https://www.facebook.com/saburo.hara
NPO法人 日本マルベリークラブ
代表理事 President · 2004年6月から現在
桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動
Studies, development and promotion of new functions and utilization of mulberry, silk-worm and cocoon.
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