企業、団体の戦略です。
ベースになっている考え方は、1930年代のアメリカからです。コーポレイトアイデンティティからです。
日本では1960~1970年代が第一次ブームでした。バブルの1980年代に第二次ブームでした。
2000年に入つて「ブランディング」が最近、戦略概念になってきています。
言葉が変われど、何も変わっていないということをお伝えしておきます。
日本では、「のれん」という経営の考え方があります。それが正しいのです。
横文字で表現するから、何となく飛びついて売上が上がる、集客ができるって妄想と錯覚からスタートしてしまいがちです。
CI(コーポレイトアイデンティティ)は、
・MI:マインド・アイデンティティ (Mind Identity) ————– 理念の統一
・BI:ビヘイビア・アイデンティティ (Behavior Identity) —— 行動の統一
・VI:ビジュアル・アイデンティティ (Visual Identity) ———- 視覚の統一
の三つからなります。
経営理念、行動接客、しるしの統一です。
商店で言えば、朝店の前を通る人に「おはようございます」の笑顔で挨拶をしながら掃除する。
どの従業員、経営者も同じ態度で、お客に接する。
従業員同じ印半纏を着て、包装紙は同じ印。
簡単ですが、ここからなんです。経営の格言、人生のことわざなど全て、マインドアイデンティティなんです。
それが経営者から従業員まで、同じ考えで出来るか、出来ていないかなんです。
こんなお話を聞きませんか?
どこどこのなになにはいい。なになにやったら、どこどこでしょう。
って、またその印のなになにはいいですねえ。って
これが、BI(ブランドアイデンティティ)なんです。
顧客と共鳴し、昔から「お客様は神様です」と言われているようにブランドの価値を最終的に決めるのは顧客です。
手前勝手な誰も共鳴、共感していない自社ブランドといわれるものは、ブランドとは言いません。
以前記事に書きました。「ブランド 一朝一夕ではありません」
https://www.facebook.com/note.php?note_id=218778744869766
CIは理念、行動、視覚の統一です。
その企業が企業の社会的責任 (CSR) 等に基づいて自らの存在価値を体系的に整理し、改めて定めた理念やそれに基づく行動指針を企業内外で共有することでより良い企業活動を進めていく上で重要なのが、
CI・・・行動指針の統一
VI・・・視覚の統一
BI(ブランドアイデンティティ)・・・顧客からの価値の統一
どれが、欠けてもうまくいきません。
VI・・・視覚の統一が重要な位置を占めていますが、すぐデザインを変えればいいというものではありません。
CI行動指針の統一の裏付けがあってこそです。よくデザイン変える会社がありますが、内容が伴っていないと格好ばかりで、上滑りします。ご注意ください。
これは、成功事例です。【販売促進講座】実例:農業が、デザイン、パッケージで、売れた!?
https://www.facebook.com/note.php?note_id=268757256538581
まず、様々なインフラ整備です。
ひとつだけ変えたからいいというものではありません。
では、CI(コーポレートアイデンティティ)をベースに「ブランディング」をわかり易くしたのが
下の図です。
販売促進のウエイトが、ブランディングをきちんとすすめると軽減されます。
ブランド要素と、差別化されたブランド価値を結びつける連想を、消費者の頭・こころの中に育んでいく活動。
ブランドを理解しないでブランディングを言っても、だから何なんでしょうという疑問が残るだけ。
宣伝、広告費が少なくなるということがあります。
広報もブランディングです。それ以前にCI(コーポレートアイデンティティ)が必要な場合が多いです。
顧客、潜在的な顧客となりうる方に、的確な情報の発信なんです。
何度も言っています。
「相手を見てますか?」販売促進では、ヒアリングです。聴くばかりでなく、相手の気持ちを「思いやり」で、まず観ることです。
http://facebook.gwbg.ws/fcgh
http://planninggex.doorblog.jp/archives/51669167.html
ブランディングと飛びつく前に
こんな例え話を書きました。http://kidssmile-ouendan.doorblog.jp/archives/65162823.html
冷静に自己分析と「のれん」の確立です。
のれんの古い所の良いところを見習い、現状に合ったのれんですよ。単に古ければいいって問題でもないですから。
企業、団体ばかりの考え方ではありません。FBでの個人にも同じことが言えます。
PI(パーソナルアイデンティティ)をもって、交流していますか?
作成:プランニング ジェックス :若林邑雄
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