栄養だけじゃない!海藻のちから
昨日に続き海藻ですが、今日は食べること以外で役に立ったというお話。
江戸時代に修築された大阪城の石垣には、巨石が数多く使われています。
中には100トンを超える石もいくつかあるそうですが、そんな昔にどうやって運んだと思いますか?
重機のない時代、人々は巨石を木製のそり形の台に縛り付け、ころと呼ばれる丸太を並べた上に乗せ、後ろから大きなテコで押しながら、大勢で引っ張って運びました。
その際、ころの滑りを良くするために、水につけてふやかしたアラメ(コンブの仲間)を進行方向に敷き詰めたそうです。
使い終わったアラメをその後どうしたかは、記録に残っていないそうですが・・・。
ちなみにアラメは、生産量のほとんどを三重県産が占めています。
刻んで乾燥したアラメが出回っているので、みそ汁や、煮物、酢の物などで、手軽においしく味わってみてくださいね。
写真提供:株式会社わかさ生活(左下)
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