畑の梅の木にヤドリギが寄生
杉田 修一さんから
ヤドリギがついたからって樹が死ぬというのはまずない。
寄生者を殺さずに生きる。
レンジャク類の鳥によって糞として落とされた種が発芽したと思われる。
ヤドリギの種は発芽すると吸盤状の根を出して樹皮に吸い付く。その後に吸盤の内側にくさび状の寄生根を出して分解酵素と圧力で自らの吸盤と樹皮を突き破り樹の導管に達する。
そして寄生根を導管の中に伸ばし栄養をいただく。
光合成によって糖やデンプンは自力で作る。
水分とミネラルを大地からとらず樹からいただく仕掛けだ。
付着してから最初の葉がでるまで3年ほどかかるという。
冬は樹の導管の水はあまり動かないので葉に蓄えた水分で生活する。
葉が厚いのはそのためだとここまで書いてふとヤドリギが根から分泌する物質で樹の役に立っているものはないかとふと思った。
ちょうど良い高さにあるので観察の材料にしよう。
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