【咲く?咲かない?】
お盆が近づき、売り場にはお供え用の花が並び始めました。
「りんどう」は、日本原産の花で、野生種であれば秋の花ですが、「悲しんでいるあなたを愛する」という花言葉があり、お供え用の花として使われるため、お盆の花としても定着しています。
白色やピンクの品種もありますが、お盆では濃い青や青紫といったブルー系が主流です。花を組み合わせる時に、ブルー系のりんどうが入ることで全体の色味が引き締まり、また、そのスッと伸びた花姿もアクセントとなることから、人気が高いとのこと。
さて、切り花のりんどうには、開花するタイプと、つぼみのままのタイプがあるのをご存じでしょうか。これは、交配親の違いにあると言われています。
早生の「エゾリンドウ」系品種は、花弁が開かないものが多く、晩生の「ササリンドウ」系品種は花弁が開きます。お盆に並ぶのは、「エゾリンドウ」系品種が多いとのことです。
なお、開花するのはよく晴れた昼間だけで、夜間や天気の悪い日、室内の弱光では難しいようです。
凛とした印象のつぼみも素敵ですが、花が咲くと可愛らしさがあり、違う魅力が楽しめます。
暑さが続く中、涼しげなブルーにも癒されますね。
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