風雪に耐えた姫
ヒメサユリは日本固有のユリ科の植物で、別名はオトメユリ。
背丈が50㎝程度と低く、大型の植物が生い茂る場所では生きられないため、他の植物が生育しない雪深い厳しい環境に追いやられるように、東北南部から新潟県の豪雪地帯の山々にだけ咲く貴重な植物となったようです。
また、花を咲かせた翌年からは、1年に1輪ずつ花を増やし続けるので、数が多いほど長年風雪に耐え抜いたことになります。
福島県の会津地方では梅雨に入る今頃が開花時期。
薄いピンク色の花が群生する風景は、南会津町の高清水自然公園などで出会えます。
高嶺の花をひと目みられるチャンスです。
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